6.11.2013

夜中のジェラテリアGROMが、大混乱に?!~夜中にジェラートを食べよう抗議運動



今夜(2013年6月10日)、ポルタ・ティチネーゼ(Porta Ticinese)のGROMに行かれる方は、お店までたどり着けないかもしれません。というのも、夜12時以降にジェラートを食べる抗議集会が行われる予定だからです。

事の発端は、ミラノ市長Pisapia氏が、夜中12時以降ジェラートの販売を禁止すると発表したこと。これに怒った市民が、ネットで大騒ぎ。Facebookで、GROMに集まるイベントを開催。今、予定の1時間前ですが、「行く」と答えた人が1364人、「たぶん行く」が402人で、実際行くのが50%以下だとしても、ジェラテリアなんてそんなに大きくないので大変なことになります。

とは言え、ジェラテリア大好きな私も怒り心頭で、よっぽど行こうかと思ったほどのバカげた発表。ところが、この発表は取り消しになったそうです。 さて、集会に人は集まるのか? 集まらないのか?


画像の元記事へリンク(Il Giorno Milano)


追記: 次の日のニュース画像を見てみると、人がいっぱい集まったようです。イベント感覚て来ている人たちもいるだろうけど、政治グループや元大臣も来て本格的な集会になった様子。政治家の失言を逃さず攻撃するのはどこの国も同じようですが、あまりジェラートをからませないでほしいなあ。とはいっても、元記事の他の画像に見られるように、片手にジェラート持ちながらの抗議活動なんて、ちょっとうらやましい。

追記2: なぜ、ジェラテリアGROMだったのか? それは、抗議活動グループの合言葉にありました。Piu Grom Meno Rom(グロムを増やせ、ロムを減らせ)。ロムとは、ロマ、つまりジプシーのことで、このPisapiaミラノ市長、ロマに対する手厚い政策で有名。ロマ優遇に対する不満を表現するために、Romと韻を踏む有名なジェラテリアGromが巻き込まれたようです。この合言葉は、差別発言として問題になっています。結構、深刻な政治問題が絡んでいました。